2024年7月20日(土)に熊本大学医学部肥後医育ミュージアム、熊本大学五高記念館、小国町北里柴三郎記念館を巡る「北里柴三郎に縁(ゆかり)の地見学会」を実施しました。
好天に恵まれた当日、参加者45名は、午前8時55分に熊本大学医学部構内の肥後医育記念館に集合しました。最初にバスの中で、北里柴三郎顕彰2024年委員会委員長の片渕秀隆先生から挨拶があり、この見学会の企画立案者の阿蘇医療センター院長甲斐豊先生から、旅のしおりを基に行程についての説明を受けた後、2班に分かれて肥後医育記念館2階の肥後医育ミュージアムの見学を行いました。肥後医育ミュージアムでは、研究員の松﨑範子氏から、日本で初めて公的な医学教育を行った熊本藩の再春館から、現在の熊本大学医学部まで続く肥後熊本の医学教育や貴重な展示品についての説明を受けました。1階には、3月31日に行った記念展示「北里柴三郎と熊本の先達たち」のパネルも掲示されていて、参加者は興味深げに見入っていました。
次に一行は、黒髪の熊本大学五高記念館の見学に向かいました。黒髪キャンパスに到着すると、熊本大学の宮尾千加子理事に出迎えていただき、赤門、龍南健児の像、ラフカディオ・ハーンの像などを見学した後、五高記念館に入場し、文学部の三澤純教授に説明を受けました。ナンバースクールの由来や当時の建物配置や熊本地震後の修復工事で見つかった建築当時の黒板などについての説明の後、館内を見学しました。戦前の旧制高校の建物で、同じ場所に現存するのは五高記念館と化学実験棟のみで、レンガ造りの外観と楠の大木の美しさに圧倒されました。
黒髪キャンパスを後にして、小国町に向かう車中では、熊本大学名誉教授の小野友道先生から北里柴三郎に纏わる逸話や片渕秀隆先生から記念品(絵葉書)の紹介、参加者のなかで最高齢の柴田穣一先生(熊杏会会員)の紹介がありました。また、松﨑範子氏から小国町や北里姓の由来、涌蓋山にあった中世の城の話などをしていただき、2時間近い道中が短く感じられるほどでした。
小国町の木魂館に着いて、小国公立病院事業管理者の片岡恵一郎先生から歓迎の挨拶と柴三郎号(看護師と医師をつなぐオンライン診療が行える車)についての説明があり、続いて昼食(赤牛ハンバーグ定食)となりました。
昼食後にいよいよ北里柴三郎記念館の見学となりました。記念館では、北里柴三郎博士の曾孫であられる北里英郎館長からご挨拶をいただき、ドンネル館で博士の生涯が編集された動画を観た後、北里英郎館長と片岡恵一郎先生のご案内で、北里文庫、貴賓館、生家を見学しました。なお、ドンネル館には、7月3日に発行された新千円札(記番号5番)が飾ってあり、来館者の注目を集めていました。
北里柴三郎記念館を後にして、小国町ゆうステーションでお土産タイムを取って帰路につきました。車中では、参加者の皆様からの感想をいただく時間もあり、和やかな雰囲気でした。途中の渋滞で、予定より30分程遅れて肥後医育記念館に着きましたが、皆様からは、有意義な一日だったとの声をいただきました。
最後に甲斐豊先生からサプライズのプレゼントがあり、皆様に大変喜んでいただきました。梅雨が明け、夏到来を感じるバスツアーとなりましたが、体調を崩す方もなく、無事に見学会を終えることが出来ました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
北里柴三郎に縁の地見学会(バスツアー)協力者一覧
・荒竹貴之(熊本日日新聞社 業務局業務推進本部 地域創成部部長)
・甲斐 豊(阿蘇医療センター事業管理者・院長)
・片岡恵一郎(小国公立病院事業管理者)
・河野美奈(熊杏会事務局)
・北里英郎(北里柴三郎記念館館長)
・松崎範子(肥後医育ミュージアム研究員)
・三澤 純(五高記念館館長、熊本大学文学部教授)
・宮尾千加子(国立大学法人熊本大学 非常勤理事)
・宮川和夫(旅のよろこび社 社長)
(敬称略、五十音順)
肥後医育ミュージアム | 熊本大学医学部同窓会 熊杏会 (dousoukai.site)
熊本大学五高記念館 (kumamoto-u.ac.jp)
北里柴三郎記念館 (s-kitazato.jp)
2024年7月20日(土)に熊本大学医学部肥後医育ミュージアム、熊本大学五高記念館、小国町北里柴三郎記念館を巡る「北里柴三郎に縁(ゆかり)の地見学会」を実施しました。
好天に恵まれた当日、参加者45名は、午前8時55分に熊本大学医学部構内の肥後医育記念館に集合しました。最初にバスの中で、北里柴三郎顕彰2024年委員会委員長の片渕秀隆先生から挨拶があり、この見学会の企画立案者の阿蘇医療センター院長甲斐豊先生から、旅のしおりを基に行程についての説明を受けた後、2班に分かれて肥後医育記念館2階の肥後医育ミュージアムの見学を行いました。肥後医育ミュージアムでは、研究員の松﨑範子氏から、日本で初めて公的な医学教育を行った熊本藩の再春館から、現在の熊本大学医学部まで続く肥後熊本の医学教育や貴重な展示品についての説明を受けました。1階には、3月31日に行った記念展示「北里柴三郎と熊本の先達たち」のパネルも掲示されていて、参加者は興味深げに見入っていました。
次に一行は、黒髪の熊本大学五高記念館の見学に向かいました。黒髪キャンパスに到着すると、熊本大学の宮尾千加子理事に出迎えていただき、赤門、龍南健児の像、ラフカディオ・ハーンの像などを見学した後、五高記念館に入場し、文学部の三澤純教授に説明を受けました。ナンバースクールの由来や当時の建物配置や熊本地震後の修復工事で見つかった建築当時の黒板などについての説明の後、館内を見学しました。戦前の旧制高校の建物で、同じ場所に現存するのは五高記念館と化学実験棟のみで、レンガ造りの外観と楠の大木の美しさに圧倒されました。
黒髪キャンパスを後にして、小国町に向かう車中では、熊本大学名誉教授の小野友道先生から北里柴三郎に纏わる逸話や片渕秀隆先生から記念品(絵葉書)の紹介、参加者のなかで最高齢の柴田穣一先生(熊杏会会員)の紹介がありました。また、松﨑範子氏から小国町や北里姓の由来、涌蓋山にあった中世の城の話などをしていただき、2時間近い道中が短く感じられるほどでした。
小国町の木魂館に着いて、小国公立病院事業管理者の片岡恵一郎先生から歓迎の挨拶と柴三郎号(看護師と医師をつなぐオンライン診療が行える車)についての説明があり、続いて昼食(赤牛ハンバーグ定食)となりました。
昼食後にいよいよ北里柴三郎記念館の見学となりました。記念館では、北里柴三郎博士の曾孫であられる北里英郎館長からご挨拶をいただき、ドンネル館で博士の生涯が編集された動画を観た後、北里英郎館長と片岡恵一郎先生のご案内で、北里文庫、貴賓館、生家を見学しました。なお、ドンネル館には、7月3日に発行された新千円札(記番号5番)が飾ってあり、来館者の注目を集めていました。
北里柴三郎記念館を後にして、小国町ゆうステーションでお土産タイムを取って帰路につきました。車中では、参加者の皆様からの感想をいただく時間もあり、和やかな雰囲気でした。途中の渋滞で、予定より30分程遅れて肥後医育記念館に着きましたが、皆様からは、有意義な一日だったとの声をいただきました。
最後に甲斐豊先生からサプライズのプレゼントがあり、皆様に大変喜んでいただきました。梅雨が明け、夏到来を感じるバスツアーとなりましたが、体調を崩す方もなく、無事に見学会を終えることが出来ました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
北里柴三郎に縁の地見学会(バスツアー)協力者一覧
・荒竹貴之(熊本日日新聞社 業務局業務推進本部 地域創成部部長)
・甲斐 豊(阿蘇医療センター事業管理者・院長)
・片岡恵一郎(小国公立病院事業管理者)
・河野美奈(熊杏会事務局)
・北里英郎(北里柴三郎記念館館長)
・松崎範子(肥後医育ミュージアム研究員)
・三澤 純(五高記念館館長、熊本大学文学部教授)
・宮尾千加子(国立大学法人熊本大学 非常勤理事)
・宮川和夫(旅のよろこび社 社長)
(敬称略、五十音順)
肥後医育ミュージアム | 熊本大学医学部同窓会 熊杏会 (dousoukai.site)
熊本大学五高記念館 (kumamoto-u.ac.jp)
北里柴三郎記念館 (s-kitazato.jp)
肥後医育ミュージアム松﨑研究員の説明
肥後医育ミュージアム
肥後医育記念館1階
五高記念館
五高記念館三澤教授の説明
五高記念館
柴三郎号
ドンネル館にて
北里英郎館長
新千円札(記番号5)
集合写真(ドンネル館前にて)
お手植えの杉
集合写真(北里文庫・貴賓館前にて)
北里柴三郎胸像と涌蓋山